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グローバル・ヒストリー関連書 (電子書籍版) ご案内

一国史の枠組みを超え、人やモノの動き、環境、生活、文化などをグローバルな視点からとらえようとする「グローバル・ヒストリー」は、1980年代に歴史研究の新たな潮流として現われ、2000年代以降さらに注目を集めるようになりました。
グローバル・ヒストリーの理論・手法についての論考、および特定のテーマをグローバル・ヒストリーの視点からとりあげ、この2年以内に刊行された関連書(どちらも電子書籍版)20点をご案内いたします。

【2017年11月24日更新】

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商品詳細へ近現代歴史記述のグローバル・ヒストリー(第2版)
A Global History of Modern Historiography 2ND

Iggers, Georg G./ Wang, Q. Edward/ Mukherjee, Supriya
紙版刊行: 2016/09
Routledge




18世紀半ば以降の歴史記述の進展を振り返る。西欧のみならず、歴史記述において豊かな伝統を持つアジア・中東などの地域についても論じる。この第2版では、ラテン・アメリカ、アフリカにおける歴史記述、近年のグローバル・ヒストリー、環境史、フェミニズムやジェンダーの歴史の進展、ロシアでの動きなどについて新たな内容を加え、欧米以外の地域における歴史記述が、近代化とグローバル化のなかで、西欧の影響をどのように適用・限定してきたかを見る。近現代の歴史記述を学ぶ読者にとっての基本書。

商品詳細へグローバル・ヒストリーの展望
The Prospect of Global History

Belich, James/ Darwin, John/ Frenz, Margret (EDT)
紙版刊行: 2016/04
Oxford Univ Pr




本書は、2012年9月にオックスフォード大学で開かれた "New Directions in Global History" 会議を契機に刊行された。研究対象とされる時代の長さ、地理的範囲の広さ、取扱手法の多様さを特長とするグローバル・ヒストリー研究について、その方法論や学際性、限界を考察する。

商品詳細へ歴史とグローバル化をめぐる探究
Explorations in History and Globalization

Antunes, Cata/ Fatah-black, Karwan (EDT)
紙版刊行: 2016/04
Routledge




グローバル化の概念と方法論を考察し、グローバル化がいかに社会・経済・政治・文化各方面の歴史に影響を及ぼしてきたかを、従来の時間・空間区分にとらわれずに示す。エコロジカル交換、交易、知識交換、移民、帝国、都市化などをとりあげ、これらがいかにグローバル化によって生み出されたか、またこれらがどのようにグローバル化に貢献したかをみる。グローバル規模での人びとのやり取りに関心のある読者に好適の一冊。

商品詳細へ新しい「世界史」をつくる:グローバル・ヒストリーの旗手たち
Architects of World History : Researching the Global Past

Curtis, Kenneth R./ Bentley, Jerry H. (EDT)
紙版刊行: 2014/04
Blackwell Pub




「世界史」分野の代表的な研究者たちが、自らの研究生活での経験を振り返りながら、この研究領域を形づくる考え、課題、着想について考察するとともに、現在の研究内容や、主要な研究領域の将来の方向性について語る。

商品詳細へグローバル歴史思想必携
A Companion to Global Historical Thought (Wiley Blackwell Companions to World History)

Duara, Prasenjit/ Murthy, Viren/ Sartori, Andrew (EDT)
紙版刊行: 2014/03
Blackwell Pub




世界における古今の歴史思想の発展を詳細に振り返り、その課題をグローバルな文脈のなかで考察する。

商品詳細へグローバル・ヒストリーのグローバルな視座
Global Perspectives on Global History : Theories and Approaches in a Connected World

Sachsenmaier, Dominic
紙版刊行: 2011/08
Cambridge Univ Pr




2011年の論考。グローバル・ヒストリー研究の課題・責務・潜在力についての理論的交流が、ともすれば一国・一地域の学界内にとどまっている傾向を正すため、米国・ドイツ・中国を主な対象にして、グローバル・ヒストリーへのアプローチの違いに見られる特長と、それぞれの国が有する社会・政治・文化それぞれの文脈を考察する。

商品詳細へ歩行の歴史社会学と政治人類学
Walking into the Void : A Historical Sociology and Political Anthropology of Walking (Contemporary Liminality)

Horvath, Agnes/ Szakolczai, Arpad
紙版刊行: 2017/10
Routledge




人間の歩行文化の系譜を提示する異色の論考。著者は、人間にとっての歩行の重要性に着目し、考古学に基づき、歩行からみた人間の歴史上の重要なふたつの転換点(洞窟芸術の聖域と長距離巡礼)について詳細に考察、人間が歩行を放棄し定住を選んだことはきわめて問題の多い展開だったとする。社会科学、歩行の文化上・文明上の重要性などを考察する上で格好の論考。

商品詳細へ大西洋のグローバル・ヒストリー16-20世紀(第2版)
The Atlantic in Global History : 1500-2000 2ND

Canizares-Esguerra, Jorge/ Seeman, Erik R. (EDT)
紙版刊行: 2017/09
Routledge




本書では、一国民国家に絞った大西洋史ではなく、国々の大西洋に係る経験の比較を行なう。大西洋地域の国と文化を形成した出来事を追究し、大西洋に面していない地域にある共同体にとっての大西洋との関係を調査する。

商品詳細へ石油革命のグローバル・ヒストリー
Oil Revolution : Anticolonial Elites, Sovereign Rights, and the Economic Culture of Decolonization (Global and International History)

Dietrich, Christopher R. W.
紙版刊行: 2017/07
Cambridge Univ Pr




第二次大戦後の脱植民地時代、反・植民のイラン、イラク、サウジアラビア、ベネズエラ、アルジェリア、リビアの石油エリートが直面した緊張と彼らの築いたネットワークを考察する。これらの石油エリートが国連、アラブ連盟、OPECを通じて石油産業をグローバルな規模で一変させた過程を振り返る。

商品詳細へ1960年代のグローバル・ヒストリー
The Global 1960s : Convention, Contest, and Counterculture (Decades in Global History)

Chaplin, Tamara/ Mooney, Jadwiga E. Pieper (EDT)
紙版刊行: 2017/07
Routledge




「1960年代」という概念を西欧・非西欧の両方の文脈から精査する。アフリカ社会主義、西ベンガルのナクサライト、北アイルランド紛争、イスラエル問題、冷戦と香港シネマ、フランスの性革命、ラテンアメリカの文化帝国主義など、多面的かつ国の枠を超えた考察材料を提供する。20世紀世界史の専攻者・研究者に好適の資料。

商品詳細へ1930年代のグローバル・ヒストリー
The Global 1930s : The International Decade (Decades in Global History)

Matera, Marc/ Kent, Susan Kingsley
紙版刊行: 2017/06
Routledge




1930年代をナショナリズムの時代とする通説に対し、本書は、むしろ国際主義と国境を超えた結合への進展に特徴づけられた時代であるとする。この観点から、30年代に起こった主要な出来事が、いかにグローバルな文脈を構成したか、あるいはグローバルな文脈によって生起したかを示す。大戦の狭間にあったこの時代を西欧中心にとらえることに疑義を唱え、アジア、アフリカ、ラテンアメリカでの出来事の重要性と相互連関性を強調する。30年代世界史の専攻者に好適の書。

商品詳細へグローバル労働のミクロ空間史
Micro-Spatial Histories of Global Labour

De Vito, Christian G./ Gerritsen, Anne (EDT)
紙版刊行: 2017/06
Palgrave Macmillan




本書は、ミクロな歴史と空間概念を結合した「ミクロ空間的」アプローチによる、新たなグローバル・ヒストリーの手法を、労働という題材を通して提起する。労働力の取得と管理、その自発的もしくは強制的な空間移動、その政治的な概念と表現、労働者間の社会的つながりなどについて論じる。時代・地域的には、中世後期の東地中海から現代のシエラレオネまでや、近代初期の中国とイタリア、18世紀キューバとマルビナス(フォークランド)諸島、宣教師によるインド・ブラジル間の旅程、オスマントルコ帝国とスペインに捕われたキリスト信者などをとりあげる。

商品詳細へグローバル・ヒストリーの中の国際法
The Law of Nations in Global History (The History and Theory of International Law)

Alexandrowicz, C. H./ Armitage, David (EDT)/ Pitts, Jennifer (EDT)
紙版刊行: 2017/05
Oxford Univ Pr




国際法の理論と歴史についての、ポスト・コロニアルあるいはポスト・インペリアル主義に立脚した論評の原点に位置しながら、しばしば見落とされてきたポーランド系英国人法律家かつ歴史家C.H.アレキサンドロヴィッチの比較的短い論考を集めている。植民地期以前のインドにおける国際法から、1970年代の新国際経済秩序までを扱う。国際法学者、政治思想家、グローバル・ヒストリー研究者にとっていまだに重要なトピックスを考察する。

商品詳細へ組織的残虐性の勃興:暴力の歴史的社会学
The Rise of Organised Brutality : A Historical Sociology of Violence

Malesevic, Sinisa
紙版刊行: 2017/04
Cambridge Univ Pr




著者は、組織的暴力が歴史の中で衰退しつづけているという支配的な見方に抗し、むしろそれが隆盛にあることを詳細な社会学的分析によって示す。戦争、革命、虐殺、テロリズムに焦点をあて、現代の社会組織がいかにイデオロギーとミクロな団結を利用し、大規模な暴力への人々の支持を集めようとするかを示す。

商品詳細へグローバル建築史(第3版)
A Global History of Architecture 3RD

Ching, Francis D. K./ Jarzombek, Mark/ Prakash, Vikramaditya
紙版刊行: 2017/04
John Wiley & Sons Inc




ヨーロッパ中心主義から離れ、真にグローバルな観点から、紀元前3500年から現代までの建築の歴史を振り返る。

商品詳細へ書物のグローバル・ヒストリー:方法と実践
The Global Histories of Books : Methods and Practices (New Directions in Book History)

Boehmer, E./ Kunstmann, R./ Mukhopadhyay, P. (EDT)
紙版刊行: 2017/03
Palgrave Macmillan




本書は、18世紀末から現在まで、旅行、学問上のやり取り、翻訳、世界市場それぞれの歴史を形づくる上で、本がいかに重要な役割を果たしたかを示す好例を集めた。そして印刷物、読者、出版社、翻訳者のネットワークによって形づくられたグローバルな想像力に対して本の果たす中心的な役割を強調する。

商品詳細へ文学と環境のグローバル・ヒストリー
A Global History of Literature and the Environment

Parham, John/ Westling, Louise (EDT)
紙版刊行: 2016/12
Cambridge Univ Pr




本書は、古代から現代まで、環境について書かれた膨大な文章を振り返る。インド、古代ギリシア、中国、日本それぞれの文学、マヤのポポル・ブフ(起源神話)、イスラム文献、中世ヨーロッパの著作、18~19世紀の生態学、コロニアル/ポストコロニアル時代と環境、工業化への対応、人新世下に世界で生まれている文学などをとりあげ、21世紀の世界文学を研究する上でもきわめて参考になる論考を集める。

商品詳細へ奢侈のグローバル・ヒストリー:モノと実践の16-20世紀史
Luxury in Global Perspective : Objects and Practices, 1600-2000 (Studies in Comparative World History)

Grewe, Bernd-stefan/ Hofmeester, Karin (EDT)
紙版刊行: 2016/12
Cambridge Univ Pr




本書は、量産品に比しあまりとり上げられることのなかった奢侈品に焦点をあて、世界各地、さまざまな文脈での奢侈品の利用をとりあげる。たとえば奢侈品と関連する社会活動や奢侈品の製造・流通・消費をふりかえり、これらの活動が時と場所が変るにつれどのように変わっていったか、異なる社会で同じ奢侈品がいかに異なる意味を与えられるかなどを示す。グローバル・ヒストリーの理解を深める一冊。

商品詳細へ社会運動の歴史:グローバル概説
The History of Social Movements in Global Perspective : A Survey (Palgrave Studies in the History of Social Movements)

Berger, S./ Nehring, H. (EDT)
紙版刊行: 2016/12
Palgrave Macmillan




19世紀から現在までの社会運動(「古典的」なもの、および新しいもの)をグローバルな視点から分析し、社会運動論に役立つ視点を提供する。社会運動を研究する歴史学、政治学、社会学、哲学分野の研究者にとって必読の書。

商品詳細へ世界史におけるグローバル化(第2版)
Globalization in World History (Themes in World History) 2ND

Stearns, Peter N.
紙版刊行: 2016/07
Routledge




著者は、ヒト、モノ、考えのグローバルな流れに生じる変化を検証することで現在のグローバル化の根源を探る。経済、移民、疾病の伝播、文化、環境、政治がいかにグローバル化に影響をを与えてきたかを詳細に説明する。第2版では、グローバル化に対する地域の反応とナショナリズム、グローバル化が環境に与える影響、スポーツ・若者文化の分析とグローバル化のもたらす問題などが加わっている。