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「政軍関係」 洋書研究書 (電子書籍版) ご案内

欧米における政治学の重要テーマのひとつで、論考も多い政軍関係理論に関する洋書電子書籍を、この10年の間に刊行されたタイトルを中心に18点ご案内いたします。

【2017年12月8日更新】

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商品詳細へハイブリッド型脅威への政軍対応
A Civil-Military Response to Hybrid Threats

Cusumano, Eugenio/ Corbe, Marian (EDT)
紙版刊行: 2017/08
Palgrave Macmillan




2017年8月刊行。敵対勢力の攻撃やその手段が、軍事施設のみならず、政府や社会全体を対象とする「ハイブリッド型」になってきた中での政軍協力の役割を、NATO諸国の対応力強化を例に、学者・軍首脳・政府・NGO関係者が詳細に検証する。

商品詳細へ米国の政軍関係にみる危機、軍、および法
Crisis, Agency, and Law in US Civil-Military Relations

Maurer, Daniel
紙版刊行: 2017/07
Palgrave Macmillan




2017年7月刊行。今アメリカでは、国民にしても、戦略策定にたずさわる上層部メンバーにしても、政軍関係が米憲法に照らして正しく機能しているかどうかを客観的に評価する方法を持っていない、との前提に立ち、政軍関係の成否や危機を判定するための方法を考察する。

商品詳細へ新興民主国家における政軍関係:国際比較
Reforming Civil-Military Relations in New Democracies : Democratic Control and Military Effectiveness in Comparative Perspectives

Croissant, Aurel/ Kuehn, David (EDT)
紙版刊行: 2017/04
Springer




2017年4月刊行。新興民主国家が軍事・防衛政策を改革してゆく際の課題を考察する。特に本書では、これまでともすれば別箇に存在した以下の2つの研究潮流、すなわち、シビリアンコントロールの出現(あるいは失敗)の研究と、市民防護における軍の有効利用の起源と論拠についての研究とを連関させる。政軍関係、民主化、安全保障問題の研究者に好適。

商品詳細へレバノンの政軍関係
Civil-Military Relations in Lebanon : Conflict, Cohesion and Confessionalism in a Divided Society 1st ed. 2017. 2017. x, 155 S. 3 Farbabb., 2 Farbtabellen. 210 mm

Herausgegeben von Knudsen, Are John/ Gade, Tine
紙版刊行: 2017/00
SPRINGER, BERLIN; SPRINGER INTERNATIONAL PUBLISHING




2011年以降のレバノンの安全保障面でのジレンマと、政と軍のあいだの希薄な関係を検証する。シリア内戦の波及とヒズボラの関与はレバノン軍にとり深刻な脅威となっているが、本書では、レバノン軍の弱点の本質は、高性能な武器の不足ではなく、政軍関係の弱さが軍の戦闘能力を弱体化させていることだとする。

商品詳細へ平和維持活動における効果的な政軍関係
Effective Civil-Military Interaction in Peace Operations : Theory and Practice

Lucius, Gerard/ Rietjens, Sebastiaan (EDT)
紙版刊行: 2016/04
Springer




2016年4月刊行。バルカン地方、イラク、アフガニスタン、アフリカでのNATO軍や国連統合ミッション活動における政軍関係を具体例として、複雑化する任務のもたらす課題に、軍、国際機関、NGOそれぞれの関係者がいかに向き合えばよいかを示す。ジェンダー、人権、腐敗などの横断的な課題にも触れる。

商品詳細へ調停機関としての憲法裁判所:武力紛争、政軍関係、法の支配
Constitutional Courts as Mediators : Armed Conflict, Civil-military Relations, and the Rule of Law in Latin America (Comparative Constitutional Law an

Ros-figueroa, Julio
紙版刊行: 2016/04
Cambridge Univ Pr




2016年4月刊行。南米コロンビア、ペルー、メキシコ、イスラエル、トルコ、パキスタンそれぞれの国内における多様な武力紛争で憲法裁判所が果たしている役割について、新しい理論的枠組みを提案する。憲法裁判所は、文民政府の施策と、国の秩序・安全のためのに軍が合法的に要求するものとを民主的に均衡させる役割を負うとする。

商品詳細へ中央アメリカにみる紛争後の政軍関係
Civil-Military Relations in Post-Conflict Societies : Transforming the Role of the Military in Central America (Routledge Studies in Latin American Po

Prez, Orlando J.
紙版刊行: 2015/04
Routledge




グァテマラ、エル・サルバドル、ニカラグア、ホンジュラスの、政軍関係の改善にむけたそれぞれ異なるアプローチと成果の度合いを示す。競合し合う政軍関係理論を検証するなかから、ラテンアメリカ地域における軍優先路線の起源、結果、継続する状況への理解を深める。

商品詳細へ中国史における政軍関係:古代から共産党の政権掌握まで
Civil-Military Relations in Chinese History : From Ancient China to the Communist Takeover (Asian States and Empires)

Filipiak, Kai (EDT)
紙版刊行: 2014/12
Routledge




周、秦、漢の各王朝から1949年の共産党政権樹立までの期間をふりかえり、現代中国の持つ軍の役割についての見方が、いかにそれ以前の時代によって形づくられてきたかを示す。

商品詳細へ日本の外交と政軍関係:ルビコンの岸辺で
Japans Civil-Military Diplomacy : The Banks of the Rubicon (Politics in Asia)

Yasutomo, Dennis T.
紙版刊行: 2014/05
Routledge




2014年5月刊行。著者は、戦後日本で通例となった非軍事的外交手段である海外援助が、どのようにイラクへの自衛隊派遣とNATO-国際治安支援部隊での活動に組みこまれていったかを示す一方、日本はまだ軍事的「通常国」とはいえないとし、日本の軍備と新しい政軍外交が今世紀の国際情勢にもたらすであろう影響を考察する。

商品詳細へロシアの政軍関係
Russian Civil-Military Relations (Military Strategy and Operational Art)

Brannon, Robert
紙版刊行: 2009/04
Ashgate Pub Co




ソビエト連邦崩壊後のロシア内における政軍関係の変遷を示し、これまでの政権トップと軍との関係、軍上層部での意見の不一致などの複雑な状況と、それが今後の国際情勢に及ぼす可能性などについて考察する。

商品詳細へイスラエルの政軍関係
Communicating Security : Civil-military Relations in Israel

Lebel, Udi (EDT)
紙版刊行: 2007/11
Routledge




建国以来、武装国家とみなされ、安全保障が常に最優先事項となるイスラエルという国における軍と社会との関係の変遷を分析する。社会・政治と国家の安全、軍とメディア・広報、グローバル化・個人主義・リベラリズムが進行するなかでの軍と文化の関係などを考察する。

商品詳細へモーリタニアにおける民主化と政軍関係
Mauritania's Colonels : Political Leadership, Civil-Military Relations and Democratization (African Governance)

N'Diaye, Boubacar
紙版刊行: 2017/08
Routledge




2017年8月刊行。10年にわたる調査の末の労作。ほぼ40年間にわたりモーリタニア・イスラム共和国(アフリカ北西部)の政権を掌握した5名の軍人それぞれの人となりや政策の違いについて述べる。多民族・多文化国家の統合、天然資源の管理、外交の推進とならんで大きな課題であった軍部の政治からの撤退と民主化に各指導者がどう取り組んだかを批判的に検証する。

商品詳細へ政と軍のせめぎ合い:予測不能の世界における役割の再定義
Negotiating Civil-Military Space : Redefining Roles in an Unpredictable World

Hartwell, Marcia Byrom
紙版刊行: 2016/05
Routledge




2016年5月刊行。政軍間に生じる力学や課題について考察する。お互いの組織の使命や文化への理解、相互信頼の醸成、暴力への対処法の模索、近年の(そして将来の)危機事態に対する意思決定プロセスや介入行動に対して応用技術が持つにいたった影響力など。中東、アフリカ、中央アジア、アジア太平洋地域を事例としているが、より広範な環境を想定して政軍関係が考察されている。

商品詳細へトルコの「国家のなかの国家」:国家の統合、政軍関係、民主主義
The Turkish Deep State : State Consolidation, Civil-military Relations and Democracy (Routledge Studies in Middle Eastern Politics)

Soyler, Mehtap
紙版刊行: 2015/02
Routledge




2015年2月刊行。トルコにとっての最難題の1つとされる「ディープ・ステート」(国家内国家)の起源と軌跡をオスマントルコ時代から現在のトルコ共和国まで辿り、民主政権下の非公式な情報機関、国家による組織犯罪への関わり、武力抗争、腐敗、深刻な人権侵害などをとりあげる。またAKP(公正発展党)、政軍関係、クルド問題、EU加盟プロセス、ギュレン教団運動などを「ディープ・ステート」との関連で述べる。

商品詳細へアフガニスタン再建:政軍関係の比較考察
Reconstructing Afghanistan : Civil-Military Experiences in Comparative Perspective (Contemporary Security Studies)

Maley, William/ Schmeidl, Susanne (EDT)
紙版刊行: 2014/12
Routledge




2014年12月刊行。最適な政軍関係のための課題を広範にとりあげる。アフガニスタンにおける、米・英・加・蘭・豪・独・仏・ニュージーランドそれぞれの地方復興チーム(PRT)を対象にしたケース・スタディを通して、チームの役割、リソース、運営環境が各国間で異なり、政軍関係もそろって複雑だった状況を示す。アフガン戦争、政軍関係、国家建設、中央アジア政治、国際関係一般の専攻者・研究者に好適の書。

商品詳細へ英国のミリタリー・コヴェナント:その政軍関係への影響
The Military Covenant : Its Impact on Civil-Military Relations in Britain

Ingham, Sarah
紙版刊行: 2014/07
Ashgate Pub Co




2014年7月刊行。1990年代末から2000年代初頭にかけ、イラクとアフガニスタン両紛争への並行対応を迫られる中で英陸軍と政府の間で形づくられた、軍役従事者の尊厳・補償を公的に認めるミリタリー・コベナントの成立過程を、軍上層部および政策立案者などへのインタビューを通して追う。コベナントの成立は軍上層部によるかつてないほどの政治介入と、ブレア政権への影響力の行使を促し、英国におけるそれ以前の政軍関係への挑戦となったとする。

商品詳細へ民主的政軍関係:21世紀ヨーロッパの兵役
Democratic Civil-Military Relations : Soldiering in 21st Century Europe (Cass Military Studies)

Mannitz, Sabine (EDT)
紙版刊行: 2012/05
Routledge




2012年5月刊行。冷戦終結後、旧共産圏諸国を含むヨーロッパの民主主義各国が、新たな安全保障政策を作る中で、いかに自国軍の構造改変を進め、それが兵役の概念にどのように影響したかを検証する。軍に課せられる任務が、軍事行動・市民保護・人道的支援の混合で、複雑化・国際化している状況を12か国の比較を通して論じる。本書は「民主的平和論」の理論的枠組みのもとに作られているという点で、同種のその他の論考から一線を画すものとなっている。政軍関係、ヨーロッパ政治などの専攻・研究者に好適の書。

商品詳細へ米国の政軍関係
Warriors and Politicians : US Civil-Military Relations under Stress (Cass Military Studies)

Stevenson, Charles A.
紙版刊行: 2006/09
Routledge




2006年9月刊行。対英独立戦争から対イラク戦争までの米国の戦争史のなかで、軍、大統領、議会が、戦闘、再軍備、軍の改変をめぐり、いかに三つどもえの争いを繰り返してきたかを示す。米国の政軍関係、戦略・軍事研究の専攻・研究者に好適の書。