歌人紫宮透の短くはるかな生涯
内容紹介
1990年に亡くなった紫宮透という歌人がいて、友人だったんだけど―。歌人が遺した31首の短歌から紐解かれていく彼の生涯。虚構と現実が入り乱れた作品世界で、「私」が見つけた真実とは。『ゴシックハート』『不機嫌な姫とブルックナー団』の著者、待望の書き下ろし長編小説!
著者紹介
高原英理[タカハラエリ]
1959年、三重県生まれ。小説家、文芸評論家。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院博士課程修了(価値システム専攻)。1985年、小説「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞(選考委員は澁澤龍彦・中井英夫)。1996年、三島由紀夫と江戸川乱歩を論じた評論「語りの事故現場」で群像新人賞評論部門優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)