目次
自信は生まれながらに備わっているものではなく、築き上げて維持するものである
進化が人間に与えた影響を理解する
自らを傷つける方法と理由そして慈悲の効果
自分の経験を理解する
慈悲とは何か
セルフ・コンパッションの発達に対する障害
マインドフルネスを用いた慈悲のための準備
コンパッションのためのさらなる準備
慈悲の心を発達させる
自分を傷つける考え方に対して慈悲の考え方を使う
慈悲の手紙を書く
慈悲の行動を実践する
自信を築き上げるためのさらなる方法
エクササイズの振り返りと今後の方向性
著者紹介
ウェルフォード,メアリー[ウェルフォード,メアリー][Welford,Mary]
臨床心理学博士(DClinPsy)。英国のサウスウェストで活動する顧問臨床心理学者。コンパッショネイト・マインド財団の創設者の一人であり、数年のあいだ英国行動・認知療法学会(BABCP)に関わっている。また、ポール・ギルバードの下で、コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)の発展のために協力している
石村郁夫[イシムライクオ]
2004年、筑波大学第二学群人間学類卒業。2009年、筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻発達臨床心理学分野の博士課程を修了。現在、東京成徳大学応用心理学部臨床心理学科、同大学大学院心理学研究科准教授。博士(心理学)。臨床心理士。専門健康心理士。あいクリニック神田非常勤心理士
野村俊明[ノムラトシアキ]
1978年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程満期退学。1992年、日本医科大学医学部卒業。現在、日本医科大学医療心理学教室教授。医学博士。精神保健指定医。精神科専門医・指導医。臨床心理士。司法精神医学・医療心理学を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報・注記
自己否定感や恥の感情からの解放をめざすコンパッション・フォーカスト・セラピーを、エクササイズを進めることを通して学んでいくコンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)のセルフヘルプ実践書。62ものエクササイズが紹介され、自己記入式のワークシートも収録。コンパッションは「共に苦しむ」が原義で、通常は「思いやり」などと訳されるが、本書では「慈悲」という強い言葉を採用している。抑うつや不安に悩む患者・クライエントの多くが、自己否定・罪悪感・恥の感情に苛まれていることから、まずはこうした感情から解放され、自信を築き上げていくことを目的としている。
訳者まえがき――認知行動療法とCFT 野村俊明
序文 ポール・ギルバート
はじめに
実践のまとめ用シート
1 自信は生まれながらに備わっているものではなく、築き上げて維持するものである
2 進化が人間に与えた影響を理解する
3 自らを傷つける方法と理由そして慈悲の効果
4 自分の経験を理解する
5 慈悲とは何か
6 セルフ・コンパッションの発達に対する障害
7 マインドフルネスを用いた慈悲のための準備
8 慈悲のためのさらなる準備
9 慈悲の心を発達させる
10 自分を傷つける考え方に対して慈悲の考え方を使う
11 慈悲の手紙を書く
12 慈悲の行動を実践する
13 自信を築き上げるためのさらなる方法
14 エクササイズの振り返りと今後の方向性
訳者あとがき 石村郁夫
メアリー・ウェルフォード[ウェルフォード メアリー]
Mary Welford|臨床心理学博士
石村 郁夫[イシムラ イクオ]
東京成徳大学応用心理学部准教授
野村 俊明[ノムラ トシアキ]
日本医科大学心理学教室教授
内容情報B
ポスト認知行動療法の流れに属するコンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)のセルフヘルプ実践書。62のエクササイズを紹介。