目次
「おお、公明正大なる裁判官よ」―シェイクスピア『ヴェニスの商人』
あそこはわたしの寝床でございます―桂文楽『寝床』
寺に参詣して阿弥陀様を拝むことばかりは、キマリが悪くて出来ぬ―福沢諭吉『福翁自伝』その一
福沢諭吉は木村摂津守の家来ということで、咸臨丸に乗った―福沢諭吉『福翁自伝』その二
海外の文物は、ほとんど、リリパッドの国に上陸したようなものだった―久米邦武『米欧回覧実記』
いつかはこのマッターホルンのあった場所に岩屑の山が残るだけのときも来るであろう―ウィンパー『アルプス登攀記』
決闘で「あの馬鹿が本当に、撃ってしまった」―ピアス『悪魔の辞典』
両国人民の利益、と幸せを保つ努力をつづけようではないか―睦奥宗光『蹇蹇録』
わたしもガンになり、腫瘍ができていて、放射線の治療をうけた―中江兆民『一年有半』
腎臓結石などの石は鉱物学的にみて何なのか―森鴎外『椋鳥通信』〔ほか〕
著者紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町生まれ。山口師範学校研究科修了。1974年度芸術選奨文部大臣奨励賞、その後ケイト・グリナウェイ特別賞(イギリス)、最も美しい50冊の本賞(アメリカ)、BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞。1988年に紫綬褒章、2008年に菊池寛賞、2012年に文化功労者。故郷津和野には「安野光雅美術館」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報・注記
たった一冊の本から、広い世界が見えてくる。画家であり、ひとりの本好きである著者が案内する、寄道読書案内。
安野光雅[アンノミツマサ]
内容情報B
たった一冊の本から、広い世界が見えてくる。画家であり、ひとりの本好きである著者が案内する、寄道読書案内。