書籍詳細

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和書

日本人のシンガポール体験―幕末明治から日本占領下・戦後まで

西原大輔

(京都)人文書院 '17.3.30 発行
310p 19cm(B6)   
ISBN: 9784409510742
KCN: 1028136396
紀伊國屋書店 選定タイトル

定価:¥4,104(本体 ¥3,800)

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納期について
NDC: 319.102
KDC: A34 東洋史
A39 日本史(近現代)
書評掲載: 日本経済新聞2017年04月22日

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内容紹介

かつて欧州航路の寄港地であったシンガポール。文学者の二葉亭四迷、夏目漱石、永井荷風、井伏鱒二、画家の藤田嗣治、映画監督小津安二郎、春ひさぐ「からゆきさん」から暗躍するスパイまで、ここには多くの日本人が降りたった。幕末から明治、シンガポール陥落後の昭南島といわれた日本軍の占領下から戦後に日本人戦犯が処刑されたチャンギー監獄、現在の経済発展まで、日本人はどう南洋都市シンガポールをみつめ表象してきたのか。

目 次

第1章 明治維新まで
第2章 明治文学の中のシンガポール
第3章 寄港者が見たもの
第4章 大正・昭和の美術と文学
第5章 シンガポール陥落
第6章 昭南島時代
第7章 第二次世界大戦後

著者紹介

西原大輔 (ニシハラダイスケ)
1967年東京生まれ。聖光学院(横浜)、筑波大学、東京大学大学院に学ぶ。シンガポール国立大学、駿河台大学を経て、広島大学大学院教育学研究科教授。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報・注記

作家、画家、からゆきさん、スパイや軍人、多くの日本人が暮らし、訪れたシンガポールの歴史散歩かつて欧州航路の寄港地であったシンガポール。
文学者の二葉亭四迷、夏目漱石、永井荷風、井伏鱒二、画家の藤田嗣治、映画監督小津安二郎、春をひさぐ「からゆきさん」から暗躍するスパイまで、ここには多くの日本人が降りたった。幕末から明治、シンガポール陥落後の昭南島といわれた日本軍の占領下から戦後に日本人戦犯が処刑されたチャンギ―監獄、現在の経済発展まで、日本人はどう南洋都市シンガポールをみつめ表象してきたのか。

第一章 明治維新まで

第一節 高丘親王の伝説 
高丘親王の事跡
南進論の高まりの中で
川端龍子および澁澤龍彦

第二節 最初の在留邦人音吉 
オットソンと名乗った日本人
ギュツラフの日本語訳聖書
シンガポールでの音吉の足跡
音吉の息子の帰化

第三節 幕末の遣欧使節団 
 竹内遣欧使節団
 タンジョン・パガの新港に到着
 在留邦人音吉と出会う
 漢詩を吟じ和歌を詠じる
 柴田剛中と中井桜洲の漢詩
 帰路再びシンガポールに寄港
 一八六四年の池田使節団
 渋沢栄一の『航西日記』など

第二章 明治文学の中のシンガポール

  第一節 文明開化期

 岩倉使節団および『八十日間世界一周』
 仮名垣魯文『西洋道中膝栗毛』
 矢野龍渓の翻案小説
 久保田米僊のスケッチ

第二節 森?外と夏目漱石
 森?外の「航西日記」
 ?外が参照した成島柳北「航西日乗」
 夏目漱石の一日観光
 漱石が見た日本人町の娘子軍
 漱石の小説『彼岸過迄』

第三節 永井荷風と二葉亭四迷 
 永井荷風『ふらんす物語』
 明治第二世代の視点 
 西航と東航の違い
 三井の石炭
 二葉亭四迷の火葬
 日本人墓地の石碑

第三章 寄港者が見たもの

第一節 港の光景 
 甲板からコインを投げる
 押し寄せる土産物屋 
 苦力の荷役
 インド人のデッキ・パッセンジャー

第二節 熱帯都市の魅惑 
 天然の色彩美
 マレー人およびインド人の風俗
 動物園と動物屋
 ゴム園の世界
 虎狩りの殿様・徳川義親
 ジョホール王国

第三節 娘子軍および政治活動家 
 日本人町の娘子軍
 娘