内容紹介
著作権、肖像権・プライバシー権、所有権…。デジタルアーカイブをめぐる「壁」にどのように対処すべきか。実際の現場においてさまざまな課題に取り組んできた法の専門家、実務経験者による最新の知見から、アーカイブ活動を円滑に行うための俯瞰図とガイドラインを示すはじめての書。
目次
デジタルアーカイブの構築に関わる法制度の概観―最近の法改正等を中心に
第1部 理論編(著作権の諸問題(1)保護期間満了(パブリックドメイン)の判断基準
著作権の諸問題(2)オーファンワークスへの対応
自治体が運営する災害デジタルアーカイブ―肖像・プライバーシ等を巡る現状と課題
所有権の諸問題―オーファンフィルムの寄贈に関する問題を例に)
第2部 実践編(公共機関デジタルアーカイブ構築の実務と問題点―国立国会図書館を例に;アニメーション・アーカイブから見る資料を取り巻く権利とその問題点―I.Gアーカイブの事例より;美術全集のデジタルアーカイブ構築の実務と問題点;デジタルアーカイブのライセンス表示についての動向)
デジタルアーカイブ活用促進のための新しい法的環境の在り方
著者紹介
福井健策[フクイケンサク]
1965年熊本県生まれ。弁護士・ニューヨーク州弁護士、日本大学芸術学部・神戸大学大学院客員教授。専門は著作権法、芸術文化法
数藤雅彦[スドウマサヒコ]
1982年大阪府生まれ。弁護士、デジタルアーカイブ学会会員(法制度部会)。専門はアーカイブ、エンターテインメント法、データ・情報法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容情報B
実際の現場においてさまざまな課題に取り組んできた法の専門家、実務経験者による最新の知見から、アーカイブ活動を円滑に行うための俯瞰図とガイドラインを示すはじめての書。飛躍的な展開をみせるDA(デジタルアーカイブ)の世界を、歩き、考えるための必読のシリーズ!◎デジタルアーカイブ・ベーシックス 続刊予定(全5巻・仮題)◎第2巻 災害記録を未来に活かす第3巻 理工系研究データの活用第4巻 アートシーンを支える第5巻 新しい産業創造へ