内容紹介
言語はわたしたちの時間認識についてなにを語ってくれるのか?「時間と言語」をめぐる諸問題を文法・語彙・コーパス・対照研究の切り口で論じ、哲学・神経科学の知見をも含む全14章!
目次
「時間と言語」に関する基礎的考察
時間の流れの科学―患者さんの内観からわかること
日本語時間名詞の構造
中国語時間詞の空間性―“過去”と“未来”の空間メタファー
指示と時間―トルコ語の指示詞suを手がかりとして
エピソード記憶と言語―タイプからトークンへ
形而上学的時間論の一方法論としての言語と理論―メタ形而上学的観点から
演算子の作用域から見た日本語の時制解釈
理由節構文の曖昧性と時間順序
因果関係と時間―「原因」「結果」を主名詞とする連体修飾節を中心に
選択体系機能理論の観点から見た英語の時制―ハリデーの解釈とマティスンの細密化
時間の言語的意味のコーパス化―日本語テンス・アスペクト表現理解過程解明に向けて
ティンリン語のテンスとアスペクト、時間表現
時間語彙の対照研究―時間語彙類型論にむけて
著者紹介
嶋田珠巳[シマダタマミ]
明海大学外国語学部教授。2007年京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻言語学専修博士後期課程修了。博士(文学)。「時間生成学―時を生み出すこころの仕組み」プロジェクト計画班「言語による時間生成」研究代表
鍛治広真[カジヒロミ]
明海大学外国語学部研究講師。2014年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻言語学専門分野単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報・注記
「時間と言語」をめぐる諸問題を、文法・語彙・コーパスといった言語学の切り口で論じ、哲学・神経科学の知見をも含む全14章。
内容情報B
「時間と言語」をめぐる諸問題を、文法・語彙・コーパスといった言語学の切り口で論じ、哲学・神経科学の知見をも含む全14章。