書籍詳細
食料危機―パンデミック、バッタ、食品ロス
(PHP新書)
井出留美
PHP研究所 '21.1.5 発行
237p 18cm
ISBN:
9784569848303
KCN:
1040326288
紀伊國屋書店 選定タイトル
定価:¥1,045(本体 ¥950)
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納期について
NDC:
611.38
KDC: |
C17
社会問題・社会病理
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G32
食品科学・栄養学
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G33
農学一般・園芸/獣医畜産学/林学・水産
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内容紹介
ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画によると、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、極度の食料不安を抱える人は2億7000万人に上ると推計されている。この深刻な食料危機はなぜ発生しているのか。食品ロスの専門家が膨大な情報を分析して解説し、さらに日本の食料危機の歴史や、食品ロスを防ぐための方法、昆虫食や培養肉に関する取り組みも語る。さらにパンデミック前後の世界の食料危機の状況、サバクトビバッタの大発生による被害、ミツバチの減少、アフリカの食料事情について、研究者などにインタビューを行う。
目 次
第1章 食料危機の現状(食料危機、飢饉の定義;食料危機の現状 ほか)
第2章 食料危機の原因(分配の不平等;搾取主義の食料システムとヒエラルキー ほか)
第3章 日本の食料危機の歴史(江戸時代の飢饉;米騒動と関東大震災 ほか)
第4章 食料を確保するためには(食品ロス削減;食料安全保障の「利用可能性」 ほか)
第5章 私たちができる100のこと
著者紹介
井出留美 (イデルミ)
食品ロス問題ジャーナリスト。世界的連合Champions12.3メンバー。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学女子栄養大学大学院)修士(農学東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)、青年海外協力隊フィリピン食品加工隊員、日本ケロッグ広報室長等を歴任。東日本大震災の食料支援で食料廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。2019年の食品ロス削減推進法成立に協力。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報・注記
2020年、飢餓人口は前年より1億3000万人増える見通し。コロナ禍をはるかに上回る大問題と、それと対照的な食品ロスを解説。