書籍詳細

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和書

人間晩年図巻 2004-07年

関川夏央

岩波書店 '21.11.26 発行
254p 19cm(B6)   
ISBN: 9784000615068
KCN: 1041444521
紀伊國屋書店 選定タイトル

定価:¥2,090(本体 ¥1,900)

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納期について
NDC: 280
KDC: A31 歴史学一般・通史・総記・伝記/考古学
X01 総記・百科事典・参考図書(逐刊含む)
書評掲載: 読売新聞2022年04月10日

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内容紹介

イラク日本人人質事件、「冬ソナ」、プロ野球再編問題、鳥インフルエンザ、「小泉劇場」、北朝鮮核実験、「消えた年金記録」、サブプライム住宅ローン危機―。新自由主義の帰結として格差問題が深刻化し、「戦後レジームからの脱却」が叫ばれた二〇〇四‐〇七年を舞台とする本巻には、ロナルド・レーガン、吉村昭、青島幸男、初代貴ノ花、フランソワーズ・サガンら二十六人を収録。

目 次

2004年に死んだ人々(網野善彦(肺がん・76歳)―『舞踏会の手帖』古文書版
ロナルド・レーガン(アルツハイマー、肺炎・93歳)―アメリカが懐かしむ時代
マーロン・ブランド(呼吸不全・80歳)―「天才俳優」は際限なく太る
フランソワーズ・サガン(心臓疾患・69歳)―早熟という「不運」
本田靖春(多臓器不全・71歳)―輝ける「戦後」の記憶)
2005年に死んだ人々(星ルイス(肺がん・56歳)―「世の中に不足するもの、水とアブラとあんたの背丈」
阪田寛夫(うつ病、肺炎・79歳)―「かわいいね」サッちゃん
岡田史子(心不全(?)・55歳)―六〇年代的、あまりに六〇年代的
ロック岩崎(墜落による心臓破裂・53歳)―天才戦闘機パイロットと花粉症
貴ノ花(初代)(口腔底がん・55歳)―家族解散、家業消滅
杉浦日向子(下咽頭がん・46歳)―「お江戸」の娘
仰木彬(肺がん・70歳)―「パ・リーグひと筋」パンチパーマ)
2006年に死んだ人々(茨木のり子(くも膜下出血・79歳)―「わたしが一番きれいだったとき」 ほんとうにきれいだった人
宮川泰(虚血性心不全・75歳)―「若いってすばらしい」
今村昌平(肝臓がん・79歳)―映画監督の人生
吉村昭(舌がん、膵臓がんの末期治療中に自死・79歳)―「昭和」の子にして歴史小説の「化物」
ジョセフ・オツオリ(交通事故・37歳)―ケニア人駅伝選手の草分け
青島幸男(骨髄異形成症候群・74歳)―明るいニヒリストのテレビ的人生)
2007年に死んだ人々(宮本邦彦(事故死(自殺しようとした人を助け電車にはねられ死亡)・53歳)―ある警察官の殉職
石立鉄男(動脈瘤破裂・64歳)―多趣味貧乏
向坂ゆき(老衰・102歳)―「大正」のお嬢さんの一世紀
ミケランジェロ・アントニオーニ(94歳)/イングマール・ベルイマン(89歳)/小田実(75歳)―たまたま同日に亡くなった
谷口千吉(誤嚥性肺炎・95歳)―八千草薫の夫
真部一男(大腸がんの肝臓転移・55歳)―彼が指さなかった最後の一手)

著者紹介

関川夏央 (セキカワナツオ)
作家。1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』(双葉社、1984年)で第7回講談社ノンフィクション賞、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共作、双葉社、1987‐97年)で第2回手塚治虫文化賞、2001年には、その「人間と時代を捉えた幅広い創作活動」により第4回司馬遼太郎賞、『昭和が明るかった頃』(文藝春秋、2002年)で第19回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報・注記

吉村昭、サガン、岡田史子ら二七人の晩年を描き、〝冬ソナ″から〝サブプライムローン″の時代を振り返る。