書籍詳細

書籍詳細




和書

マインド・フィクサー―精神疾患の原因はどこにあるのか?

アン・ハリントン   松本俊彦

金剛出版 '22.4.30 発行
369p 21cm(A5)   
ISBN: 9784772418850
KCN: 1042035334
紀伊國屋書店 選定タイトル
原書名: Mind fixers:psychiatry’s troubled search for the biology of mental illness〈Harrington,Anne〉

定価:¥4,840(本体 ¥4,400)

この商品は書籍取次在庫Bからの取り寄せとなります。品切れの場合、出版社からの取り寄せとなりますので、恐れ入りますがご了承下さい。

納期について
NDC: 493.7
KDC: C23 臨床・その他
G71 神経科学・精神医学

内容紹介

精神医学の未来はいかにあるべきかを考える際、その過去を読み解き、精神医学がどのように変化してきたかを正しく知ることは必要不可欠だ。本書では、決して平坦とは言えない精神疾患の原因を脳に探ってきた歴史を振り返りながら、現在の「精神医学」の概念がどのように形成されてきたかを示し、精神医学の進むべき方向性についても考察している。第1部では、主にアメリカとヨーロッパを舞台として生物学的精神医学の役割が明確化されていく過程がまとめられ、臨床診断基準の構築に関する問題点を提示する。第2部では代表的な3つの精神疾患、統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)を通して、精神疾患の生物学的基盤を見出してきた歴史について説き、薬剤の発展から患者家族や世論までも含めた多角的な考察を展開する。第3部では数十年以上に渡って精神医学の主流だった生物学的精神医学に差す陰と、蔓延りだした危機感を扱う。

目 次

第1部 医師たちのストーリー(解剖学への執着;無秩序状態に現れた生物学;脆かったフロイト主義の勝利;危機と反乱)
第2部 疾患に関するストーリー(統合失調症;うつ病;躁うつ病)
第3部 答えの出ていないストーリー(偽りの夜明け)

著者紹介

松本俊彦 (マツモトトシヒコ)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院にて臨床研修修了後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科を経て、2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター副センター長などを歴任し、2015年より現職。2017年同センター病院薬物依存症センターセンター長併任。日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学界理事、日本学術会議アディクション分科会特任連携委員、NPO法人八王子ダルク理事、NPO法人東京多摩いのちの電話顧問を兼務
沖田恭治 (オキタキョウジ)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部医師脳病態統合イメージングセンター室長精神保健研究所薬物依存研究部併任研究員。博士(医学)。2007年浜松医科大学卒業。浜松医科大学医学部附属病院にて初期研修修了後、千葉大学医学部精神医学教室に入局。精神科医師としての研修を開始すると同時に同大学大学院医学薬学府に入学。伊豫雅臣教授に師事し、精神薬理学に関する臨床研究のトレーニングを受けた。2013年に博士課程早期修了し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に移る。Edythe D.London教授の下、覚醒剤使用障害患者を対象とした神経画像研究に従事した。2017年に帰国し、千葉県精神科医療センターを経て、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)