原子力発電世論の力学―リスク・価値観・効率性のせめぎ合い
目次
1 原発世論についての論考(世論とは何か、どのようにしてとらえるか;原子力発電に対する態度の基底にあるもの;原発世論の変動モデルの構築;ケーススタディ―脱原発を決定したドイツの世論)
2 計量データでとらえる日本の原発世論(データ分析のまえに;原発世論のデータ;リスクの要素に関するデータ;効率性の要素に関するデータ ほか)
著者紹介
北田淳子[キタダアツコ]
1979年大阪大学人間科学部卒業。2018年3月大阪大学人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。1993年以来、原子力安全システム研究所において、原子力発電に関わる社会意識の研究に従事。世論の継続調査を担当。現在は同研究所主席研究員。専門社会調査士。日本原子力学会社会環境部会優秀発表賞(2005年)、日本行動計量学会優秀賞(林知己夫賞)(2009年)、日本原子力学会論文誌編集委員会“The Journal of Nuclear Science and Technology Most Popular Article Award 2017”(2018年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容情報B
原発世論の実態を、長期継続調査に基づき明らかにした書。リスクや脱物質主義的価値観、経済効率性の面から人々の意識を分析。