誇大自己症候群
(ちくま新書)

電子書籍 9979889179
個人向け

誇大自己症候群
(ちくま新書)

岡田尊司【著】

筑摩書房 2014/07 発行

ISBN: 9784480062635
KNPID: 9979889179

定価¥715(本体 ¥650)

和書ジャンル :ちくま新書

ファイルフォーマット:PDF形式
ファイルサイズ:13.89MB
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内容紹介

「普通の子」が、些細なことから突発的に凶悪な事件を起こす。彼らはなぜ、世間を震撼させる犯罪者になったのか?従来の精神医学ではとらえきれない病理を、「誇大自己症候群」という切り口から探る。そこに共通するのは、幼児的な万能感やヒーロー願望、現実感に乏しいファンタジー傾向、他者への共感性の欠如や自己正当化などである。そしてそれらは、とりもなおさず、現代の大人たち、ひいては社会全体に見られる心的傾向なのだ。本書では、この病理を徹底分析、自己の呪縛が肥大化した現代を検証しつつ、その超克を見据えた画期的論考。

目次

第1章 異常事態の根底にあるもの 第2章 誇大自己症候群とは何か 第3章 誇大自己症候群の悲劇 第4章 誇大自己症候群を生む現代社会 第5章 身近にひそむ誇大自己症候群 第6章 誇大自己症候群の克服

著者紹介

岡田尊司[オカダタカシ] 1960年香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務。治療の最前線に立つ臨床家の一人である。小笠原慧の筆名で小説を執筆。「DZ」で第20回横溝正史賞受賞

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