電子書籍詳細

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和書 kinoppy

日中戦争への道 満蒙華北問題と衝突への分岐点

 

(講談社学術文庫)

大杉一雄【著】

講談社 2014/11 発行
ISBN: 9784061598461
KNPID: 9982648446
定価 :¥632(本体 ¥575)
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内容紹介

1931(昭和6)年に起こった満州事変。それはそのまま日中戦争への引き金となったのか。ひき続く満州国建国から停戦協定、蘆溝橋事件、「国民政府を対手とせず」声明まで、日本と中国の関係は必然的に軍事衝突を結果するしかなかったのか。満蒙・華北問題の解決に向けた外交的展開、軍部の動き、思想面での主張を吟味、戦争への道を具(つぶさ)に検証する。(講談社学術文庫)

目 次

はしがき
第I部 満州事変とは何であったのか
第一章 ポスト満州事変
塘沽停戦協定/なぜ緩衝地帯を必要としたのか/停戦協定はなぜ破られたか/唯一成功したクーデタとしての満州事変/他
第二章 満蒙問題とその「解決」──満州事変
満蒙特殊権益/限定されていた既得権益/日本大陸政策の原点/満州中国人の抵抗/「満蒙の危機」/中国ナショナリズムとの対立/他
第三章 満蒙問題の総括
満州族のいない満州国/「宣統帝擁立ハ時代錯誤」との幣原外相電/日本帝国主義の原点/後進資本主義国の苦悩/膨張主義的国民感情/他
第四章 石原莞爾批判
石原莞爾のイデオロギー/満蒙領有論/「王道主義」と「民族協和」/「内面指導」される国家/橘樸の理論化I──王道主義/他
第II部 日中戦争への道
第一章 戦争前史〈一九三五年〉
このころの中国政治情勢/隴を得て蜀を望む──「華北自治運動」/高橋亀吉の分析/華北分離工作/批判・迎合・抵抗/「リース・ロスの幣制改革」/改革の内容/日本の対応/他
第二章 戦争前史〈一九三六年〉
二・二六事件と軍部/統制派と皇道派/河合栄治郎の二・二六事件批判/日中関係の険悪化──テロ事件の頻発/成都事件・北海事件/「第一次北支処理要綱」と天津軍の増強/対ソ軍事戦略/他
第三章 戦争前史〈一九三七年〉
宇垣一成組閣断念・林銑十郎内閣成立/宇垣内閣を阻止した石原莞爾/佐藤尚武外相の登場/佐藤外交の反響と評価/陸軍の政策転換/石原と佐藤/中国再認識論/他
第III部 日中戦争の拡大は防げなかったか
第一章 日中戦争の勃発と拡大
蘆溝橋事件──七七事変/軍部の対応/拡大派と不拡大派/出兵声明と近衛の強硬姿勢/廬山声明──四原則の主張/廊坊・広安門事件と内地師団動員/悲劇、通州事件の真実/他
第二章 人々はどのように戦争をみたか
蘆溝橋事件直後の国民世論/萩原朔太郎の「北支事変」観/小林一三の「北支事変天佑論」/知識階級の見方/河合栄治郎の日中戦争論/河合の「日支問題論」/河合の満州事変論/他
むすび
原本あとがき
学術文庫版へのあとがき
主要参考文献

著者紹介

大杉一雄[オオスギカズオ]
1925年、北海道生まれ。1952年、東京大学経済学部経済学科卒業。専攻は近現代史。日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に勤務し(この間アジア経済研究所に出向)、現在、現代史研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)