大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済
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内容紹介
海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか? 大坂堂島を舞台にした江戸時代の「資本主義」の実体を初めて本格的に活写
著者紹介
高槻泰郎[タカツキヤスオ] 1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科前期博士課程、東京大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。現在、神戸大学経済経営研究所准教授。専門はミクロ政策分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)