電子書籍詳細

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和書 kinoppy

書物の破壊の世界史 : シュメールの粘土板からデジタル時代まで

 

バエス,フェルナンド【著】   八重樫克彦【訳】   八重樫由貴子【訳】

紀伊國屋書店 2019/03 発行
ISBN: 9784314011662
KNPID: EK-0682247
定価 :¥3,348(本体 ¥3,100)
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内容紹介

「もはやわれわれの記憶は存在しない。
文字や法律の揺りかご、文明発祥の地は焼失した。
残っているのは灰だけだ」
(2003年、バグダード大学教員のことば)

「55世紀もの昔から書物は破壊されつづけているが、その原因のほとんどは知られていない。本や図書館に関する専門書は数あれど、それらの破壊の歴史を綴った書物は存在しない。何とも不可解な欠如ではないか?」

シュメールの昔から、アレクサンドリア図書館の栄枯盛衰、ナチスによる“ビブリオコースト、イラク戦争下の略奪行為、電子テロまで。
どの時代にも例外なく書物は破壊され、人類は貴重な遺産、継承されるべき叡智を失ってきた。
ことは戦争や迫害、検閲だけでなく、数多の天災・人災、書写材の劣化、害虫による被害、人間の無関心さにおよぶ。
幼少期に地元図書館を洪水によって失った著者が、やがて膨大量の文献や実地調査により、世界各地の書物の破壊の歴史をたどった一冊。
17か国で翻訳。

「感銘を受けた。同テーマを扱ったなかで最高の書」ノーム・チョムスキー
「この本は必読。震撼させられる」ウンベルト・エーコ

目 次

【第1部 旧世界】
第1章 古代オリエント
第2章 古代エジプト
第3章 古代ギリシャ
第4章 アレクサンドリア図書館の栄枯盛衰
第5章 古代ギリシャ時代に破壊されたその他の図書館
第6章 古代イスラエル
第7章 中国
第8章 古代ローマ
第9章 キリスト教の過激な黎明期
第10章 書物の脆さと忘却

【第2部 東ローマ帝国の時代から19世紀まで】
第1章 コンスタンティノープルで失われた書物
第2章 修道士と蛮族
第3章 アラブ世界
第4章 中世の誤った熱狂
第5章 中世スペインのイスラム王朝とレコンキスタ
第6章 メキシコで焼かれた写本
第7章 ルネサンス最盛期
第8章 異端審問
第9章 占星術師たちの処罰
第10章 英国における焚書
第11章 厄災の最中で
第12章 革命と苦悩
第13章 過剰な潔癖さの果てに
第14章 書物の破壊に関する若干の文献
第15章 フィクションにおける書物の破壊

【第3部 20世紀と21世紀初頭】
第1章 スペイン内戦時の書物の破壊
第2章 ナチスのビブリオコースト
第3章 第二次世界大戦中に空爆された図書館
第4章 現代文学の検閲と自主検閲
第5章 大災害の世紀
第6章 恐怖の政権
第7章 民族間の憎悪
第8章 性、イデオロギー、宗教
第9章 書物の破壊者
第10章 イラクで破壊された書物たち
第11章 デジタル時代の書物の破壊

著者紹介

バエス,フェルナンド[バエス,フェルナンド] [B´aez,Fernando]
ベネズエラ出身の図書館学者・作家・反検閲活動家。図書館の歴史に関する世界的権威として知られ、過去にベネズエラ国立図書館の館長を務めたほか、現在も複数の団体で顧問を担当している。2003年にはユネスコの使節団の一員としてイラクにおける図書館や博物館、美術館の被害状況を調査した。2004年にスペインで刊行されたHistoria Universal de la Destrucci´on de Libros:De las tablillas sumerias a la guerra de Irak(書物の破壊の世界史―シュメールの粘土板からイラク戦争まで)でヴィンティラ・ホリア国際エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)