内容紹介
やりがいを感じないまま働く.ムダで無意味な仕事が増えていく.人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(ルビ:クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し,ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明.仕事の「価値」を再考し,週一五時間労働の道筋をつける.『負債論』の著者による解放の書.
目 次
序章 ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)現象について┴第一章 ブルシット・ジョブとはなにか?┴第二章 どんな種類のブルシット・ジョブがあるのか?┴第三章 なぜ,ブルシット・ジョブをしている人間は,きまって自分が不幸だと述べるのか?(精神的暴力について,第一部)┴第四章 ブルシット・ジョブに就いているとはどのようなことか?(精神的暴力について,第二部)┴第五章 なぜブルシット・ジョブが増殖しているのか?┴第六章 なぜ,ひとつの社会としてのわたしたちは,無意味な雇用の増大に反対しないのか?┴第七章 ブルシット・ジョブの政治的影響とはどのようなものか,そしてこの状況に対してなにをなしうるのか?┴謝辞┴原注┴訳者あとがき┴参考文献
著者紹介
グレーバー,デヴィッド[グレーバー,デヴィッド] [Graeber,David]
1961年ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授
酒井隆史[サカイタカシ]
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史
芳賀達彦[ハガタツヒコ]
1987年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程。専攻は歴史社会学
森田和樹[モリタカズキ]
1994年生まれ。同志社大学大学院博士後期貨程。専攻は歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)